
二日目は朝から良く晴れている。
朝風呂の後で和さんが一人でホテルの周囲を散歩に出かけた。
さすがに霧降高原の中にあるホテルだ。
高原の花と蝉の声が一足早い夏のようだという。
ずいぶん前に金さんが子供たちと渡った吊り橋の写真を撮ってきてくれた。
朝の食事を取ってから、チェックアウトして霧降高原を大笹牧場に向かった。
緑の牧場で牛たちがのんびりと草を食べている。のどかな風景である。
平日のためか大笹牧場に客が少ない。お土産買ってから車椅子用のトイレを借りた。
帰りは今回初めて日光に戻らないで大笹牧場から今市へ抜ける林道を下りてみた。
対向車がくると少し広いところで待っていないとすれ違えないような狭い道路だが
対向車が少ないので心配はない。
途中に峠の茶屋があり岩魚(いわな)の塩焼きの旗が風に揺れいる。
和さんといわなの塩焼きを食べようと思ったが、息子はいらないという。
息子は、どうやら家で待っている猫三匹と犬三匹のことが気懸かりらしい。
のんびりと田舎を旅行するに息子には若すぎるのだろう。
叉の機会にして、どこにも寄らずに高速道路を家に急ぎ、午後一時前についた。
ホテルはスロープなど一部だけしかバリアフリーでなかった。
金さんは入湯税を払いながら温泉には入れなかったので、そのかわりに
家のバリアフリーの風呂にのびのびと入ってから昼寝をした。
金さん&和さんは、いつも、せわしい日常をしばし忘れるために旅行に出る。
にもかかわらず、家に帰ると「やっぱり家が良いね」と決まって言うのは何故だろう。
旅行とは、日常の良さを確認するための非日常だからであろうか?
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